こんにちは院長の前田です。

先日に続き、今日も歯に優しいMI治療をご紹介します。

今日は歯を削らずに治せる「ダイレクトボンディング法」についてお話ししたいと思います。

虫歯も治して+審美面も考慮して…というと真っ先に挙げられる一般的な治療法は、「歯を削ってセラミックの被せものをする方法」だと思います。(下の写真のように)歯を削らなくてはいけないのがデメリットですが、審美面に非常に優れており、アレルギーの心配もなく良い治療方法だと思います。ただし、セラミックは一般的に費用が高額というデメリットもあります。

コスト的に厳しい、歯を削るのはちょっと…という場合におススメしたいのが「ダイレクトボンディング法」です。

 

ダイレクトボンディング法とは…

虫歯を治すだけでなく、審美面も考慮して治す方法です。

ダイレクトボンディング法は、セラミック法に比べ、安価なこと(保険のコンポジットレジンよりは高いですが)治療回数が1本であれば1~2回の来院で済むなど、時間的なメリットもあります。

 

ダイレクトボンディング法がおススメな場合

  • 前歯の先が少し欠けた方
  • 前歯がすり減ってきた方
  • 前歯の表面のでこぼこ・ザラザラが気になる方
  • 歯の先のギザギザが気になる方
  • 前歯に隙間のある方
  • 歯をなるべく削りたくない方
  • 乳歯が生え変わっておらず、歯の形や大きさを補いたい方
  • 前歯・奥歯に小さな虫歯のある方
  • 歯の形が気に入らない、歯の形を治したい方

 

ダイレクトボンディング法がおススメできない場合

  • 歯の欠け・虫歯の浸食の範囲が大きく神経に損傷がある場合
  • 治したい歯が被せ物の場合
  • 顎が成長・発育段階にある子ども・学生の方
  • 虫歯・歯周病治療を先に治療しなければいけない場合
  • 歯ぎしりが強い場合

デメリットとしては、ダイレクトボンディング法は、セラミック法と比較し、治療できる条件が限られますが、コストが安いため、比較的、トライしやすい方法だと思います。

 

今日の患者さまはBさん
ホワイトニングで通ってくださっておりましたが、前歯が歯ぎしりにより どんどん短くなっていました。審美的にはもう少し長いほうが格好がいいですよね…
と話していた矢先…ご自身の前歯が欠けてしまいました。

Bさんの前歯についての治療提案

1.前歯の欠けたところを治す
2.歯ぎしりですり減ってしまった歯を治す
(審美的にもバランスが取れる自然な長さに)
3.ご自身の歯は削らずにきれいにする
その治療の流れをご紹介します。

 

STEP1歯の設計図を作成

噛み合わせの検査の後に、下の画像のようにグレーのワックスを盛ったものを作り、歯の設計図のようなものを作っていきます。

見た目重視だけで長さを変えたり、形を変えたりできないのが、お口の中!!噛み合わせをしっかり考慮した上でつくっていきます。

 

STEP2 慎重に盛り足しと調整の繰り返し

隣の歯にくっつかないようにガードをしながら慎重にマイクロスコープを使用し歯を盛り足していきます。

 

盛り足し後の様子がこちら

前歯の長さのバランスが整いました。