治療について

すきっ歯の治療 パート1

患者さまとの会話シリーズ Vol.12

患者プロフィール:さま(48代・女性)

気になりごと:
・笑ったとき、すきっ歯なので、思いきり笑うのを躊躇してしまう
・隙間も年々大きくなってきた気がする
・歯が数年前に欠けたのも気になる

歯が欠けてしまい、長期間放置していると歯が本来あった部分のスペースを埋めるように、周囲の歯が移動してくる場合があります。歯が移動することで隙間が空いてしまうんですね。

こういったケースの場合は、矯正治療や、他の歯を削ってスペースをつくり、欠けている部分の修復をします。

歯の移動は審美性だけでなく、咬合崩壊に繋がり、歯周病が悪化する原因になる場合も少なくありません。

Before

After

すきっ歯の原因別の治療法:

すきっ歯の代表的な治療方法は3つあります。

1.ダイレクトCR(白い詰め物)

2.削る量を最小限にしたラミネートベニア

3.むし歯も大きい場合は、被せ物

上記の治療方法で、修復するためのスペースが不足する場合は、矯正治療が必要になります。

噛み合せを無視してしまうと、早期に外れたりする可能性があります。そのため、噛み合せの調整については慎重に行います。

また、患者さまが、どんな笑顔が審美性が高いと感じているのか、じっくりお聞きして擦り合せをしていきながら、治療期間や費用面も含めて方針を決めていきます。

実際のお口の中で、シュミレーションして、治療に移行する場合もあります。

今回のケースは、奥歯までの矯正の治療期間、費用とも、最小限、歯も極力削りたくない。というご希望だったため以下のような内容になりました。

①ダイレクトCR(白い詰め物)1本
②上記詰め物のスペース確保のため、下の歯を奥に矯正治療
③すきっ歯も矯正  上下ともにマウスピース矯正

使用マウスピース矯正:インビザライン 、クリアコレクト以外のもの
(写真は術後1年半経過症例)

まとめ:
歯が欠けると、周りの歯が動いてしまうことで、思いがけず治療期間や費用がかかってしまう場合も少なくありません。

早めに、歯科医院で相談、治療するのが理想ですが、放置してしまう理由は様々だと思います。
時間が経ってしまった方も、お気軽にご相談ください。

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