患者さまとの会話シリーズ Vol.4-1
患者プロフィール:Kさま(40代・女性)
気になりごと:
・クリーニング希望だが
・左下奥歯が冷たいものでしみるので気になる
知覚過敏が気になる、もよく相談をうける内容の一つです。
普段は気にならなくても、水が冷たくなる季節になると歯磨き時にしみる、という方も多くなるように感じます。
原因:
知覚過敏は、ひと昔前までは歯ブラシの圧で歯が削れた結果といわれていましたが、現在では、咬合圧や、歯ぎしり、食いしばりにより、歯の根元部分に応力がかかることにより歯に亀裂または欠損がおき、そこから刺激が伝わることで痛みを感じると言われています。
対処法:
【痛みが強くなければ、おうち歯磨きでケア】
・歯磨き時にあえて冷たい水でうがいをしない。
・歯磨き粉は、日本の薬事法のMax値フッ素1450ppmFのものを使用し、最後のうがいは30mlの水で1回ゆすぐだけにし、フッ素を停滞させるようにする(むし歯予防にも効果的なイエテボリ法)
・知覚過敏予防の歯磨き粉を使う
【すぐに治したい方、歯医者でたっぷりフッ素塗布】
歯医者では歯磨き粉の何十倍もの量のフッ素を急速チャージさせて痛みを寛解させる超高濃度フッ素塗布 や、歯をコーティングすることで痛みを遮断する方法があります。
まとめ:
クリーニング時、しみる歯などがある場合は、是非、歯医者さんに相談をしてみてください。
当医院では、温水を使用したクリーニングもご用意しております。
次回は、この温水を使用した痛みの少ないエアフロークリーニングについてご説明します。