むし歯

神経を残し歯の寿命をのばす治療(VPT)

ハニー歯科では、できるだけ健康な歯を削らない、歯を残す治療をこころがけております。
虫歯が大きくて、神経を取らなければいけない・・・そのような状態でもです。

VPT(Vital Pulp Therapy)とは

神経を救う方法(バイタルパルプセラピー)別名、歯髄温存療法。
神経を残すことにより、歯の寿命を伸ばすことができる治療法です。

ハニー歯科が神経を残すことにこだわるワケ

むし歯と歯周病は定期的なメンテナンスを行うことでかなり予防できるようになっています。しかし、歯根破折(歯根にヒビ)を予防することは、非常に困難で抜歯する他に手段は無く、治療法も確立していません。

歯根破折をしてしまう歯の多くは歯髄(神経)を取っている歯(無髄歯)であることが明らかになっています。つまり、抜歯により歯を失うことを避けるためには、できるだけ歯髄を保存すること(神経を抜かないこと)が重要になってきます。

神経を抜いた場合のデメリット

1.歯が脆くなり、破折のリスクが格段に上がる。
2.虫歯ができても気付きにくい(痛みを伴わず進行するため)
3.歯の色が変色する。
4.歯の根っこの部分の再感染による痛みが出る。

VPT処置の流れ

マイクロスコープを使用し、虫歯を取りきり、感染が考えられる神経を、滅菌された器具で一部除去し、MTAセメントを詰めていきます。
(※MTAセメントは非常に優秀で、封鎖性が高く、持続的な抗菌力をもっています)

MTAセメントは充填後、24時間後には硬化が終わります。その間は、十分な封鎖のできる仮蓋(白いプラスチック)をして一週間ほど待ちます。
処置後は密閉したまま経過を見ます。(痛みが出ないこと、もともとあった症状が落ち着くことを確認するため)
その後、歯の神経の保存を確認できたら、仮蓋を除去して、治療を進めていきます。

VPT処置後の選択肢

・ダイレクトボンディング
・セラミックインレー
・メタルインレー(銀歯)

のいずれかで治療します。

以下はそれぞれの治療の比較です。

比較 VPT 一般的な
保険適用
根管治療
当医院の
保険外
根管治療
治療回数 2〜3回 6〜8回 2〜4回
歯を削る量 最小限 健康な歯質もかなり削る 中程度
歯の強度 強いまま かなり脆くなる 脆くなる
歯の見た目 白くできる 基本的に銀歯 白くできる
治療成功率 82%
※成功しなかった場合神経を抜く治療に移行します
50% 80%
適応 適応できない場合あり 全てのC3の歯に適応 全てのC3の歯に適応
費用 22,000円(税込)※その後、痛みがないことを確認し、被せ物をしていきます。(別途かかります) 1回1,000〜3,000円くらい 35,000円(税込)
※ラバーダム防湿のための隔壁、破折していた際のリペアなど必要な場合は、別途5,500円(税込)いただきます。
ポイント ⭐︎歯の寿命を大幅に伸ばすことができる ⭐︎成功率をアップさせることができる

できるだけ歯を残したい方、神経を抜く治療が必要な方、一度ハニー歯科にご相談ください。

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