予防歯科

舌センサー感度を上げ、生活習慣予防?! Vol.3-2

患者さまとの会話シリーズ Vol.3-2

前回のトピック:
・簡単にすぐできる舌磨きの方法をご紹介しました。
・やり方は、お水を口に含み、舌を上顎(口蓋)にすりつけて汚れを落とすだけです。
(こちらの方法は口臭外来でも推奨されている方法です)

以前は教科書にも載っていた味覚地図、今は舌全体にある味蕾でどの味も感知できるとされています。
(40歳以上の方は味覚地図を習った可能性が高いのでおさらいしましょう。ちなみに私は習いました)

舌の味覚地図

Taste areas of human tongue vector illustration

現在わかっていること:
・舌には4種類の乳頭があり、そのうちの3つの乳頭に味蕾というセンサーがあり、それぞれ形の異なる乳頭ですが、味認識のセンサーの機能は同一です。
・味は、甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の5基本味があります。
・旨味の感度が低い人は甘味を好む傾向があり、BMI25以上(日本肥満学会の肥満定義)の人が多いそうです。
・また、急性心筋梗塞、慢性心不全急性増悪で入院した人の味覚感受性(塩味と甘味)は落ちていたという研究もあります。

まとめ:
舌磨きうがいで味覚力を上げ、薄味でも満足できると塩分や糖分の摂りすぎ防止に繋がる場合もあります。
1日3回のうがいにちょっとした工夫を取り入れ、生活習慣予防、口臭予防してみましょう。
そして、しっかり噛んで、しっかりと味わいましょう。

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